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Dr.森川の人間風車


 

#7:  落合が引退した。

 


1998.10.16




落合が引退した。3年連続3冠王という、とてつもないプレイヤーだったし、初の1億円プレイヤーだったし、一時期、うちのチームの主砲だったし、あまりにも申し訳ない形で、退団させてしまったことなどもあって、感慨深いです。

彼は自らを「生活感のある、職業野球人」と称していました。「プロは夢を売るのが商売」と長年、当たり前のように言われ続けてきた中、金とか、人間関係とか、契約とか、そういう、人間臭いことを平気で語るのが、妙に新鮮でした。

これをなんだかんだという論調が多かった気がするけど、彼にとっての野球の夢とは、「野球をやる者のためのよい環境を整備すること」という意味だったんじゃないでしょうかね。

そうそう、2回目の「公開チャット会議」も、思いがけず反響を呼んでいます(数的にはしれていますが)。

要因の一つは、「和をもって尊しとなす」と「お金を出す側>(偉いの意味)もらう側」という伝統的価値観に対応していないことのようです。

別にコレについては、むろん異議もなにもなくて、ありがたいご忠告であると真摯に受け止めておりますのです。これ、ほんと。

でも、発売元もソフトメーカーも小売店も、そしてユーザーも同じ平面上にいるんじゃないですか、と思っているのもほんとです。
(これをちゃんと伝えるたるのは、ちとややこしいので、割愛)

要因のもう一つは、ゲームのアイデアをネット上で公開してしまっていること。公開しているということは、道ばたに鍵をかけないで自転車をおいていくようなもので、take freeと考えられても仕方がないということだけど、それでいいの?というご忠告。

これまた、その通りだと思っております。

「テトリス」のような、とてもおもしろくて、とっても売れそうで、誰でも作れそうなアイデアが会議中にポッコリ出てきたら、どうするつもりなのか?アイデアがまとまったとして、そんな公開してしまったゲームの企画を受け入れてくれるクライアントがあるのか?「下手なマネ」を先に出されて市場を沈下させられたら、どうするのか?などなど。

以上2つの要因から、「公開チャット会議」は、やってておもしろい以外、うちには何のメリットもないのです。デメリットは、以上のようにたくさんあります。しかも、ひょっとしたら同業者やその周辺の人にまで迷惑をかけているかもしれません。

そんな中で、どうしてやってしまうのか、それは実のところ、本人達にもよくわかっていないのです。




 




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