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Dr.森川の人間風車


 


 

#8: 361度のカワイイ

 


1998.10.26




もう絵を描きだして長い、と書こうとおもったけど、よく考えたら誰だって小さい頃から落書きくらい描いているだろうから、あまり説得力がなさそうなので、この話はなし。

最近「ほぼ日」(注1)という年上の友達であり、師匠である人のHPで落書きを見せています。で、それをみた周りの人などから、「かわいい絵」なんていう感想をもらったりしているんですが、あんまり他人様の感想というのはまじめに受け止めたことがなかったので、ぼーとやりすごしていたのですが、ココに来て「しまった!」というか「勘違いされている!」と気がついて、ちょっと青ざめているのであります。

僕唯一の興味の対象は、今も昔も「狂気」ですし、「ヘン」とか「狂っている」とか「バカ」だとかほめられるのが一番うれしいのです。

で、最近、何を一番「狂気」だと感じているかというと、ちまたの「カワイイ」(という感覚)なんです。クリクリとした目、きゅっと笑った口元、3等身、クマやイヌ。そういう「カワイイ」系が今個人的にとっても「狂っているモノ」と感じているので、ついついそういうのを描いてしまうんです。

狂気に走る人は、2つのタイプにわけられると思います。狂気とは世間の引力(常識)からの脱出だと思うんですが、ひとつの派は、世間という星の大気圏外に出て「いってしまう」タイプ。もう一派は、世間という星をぐるぐると回ってしまうタイプ。

で、どうやら僕は後者のようで、常に「脱出せよ!」と思いながら全速力で加速しているんですが、「もうここまできたら狂気の世界でしょう」とおもって見渡してみたら、星のまわりを361度まわってしまっていて、全くもって世間様の標準の位置でした、ちゃんちゃん。とこうなってしまっていた。そういう事実に青ざめているのであります。



注1:「ほぼ日刊イトイ新聞」
http://www.1101.com

 




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