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Dr.森川の人間風車



#514: ネットワークゲームとは、とか



2003.01.08updated


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またまたわからなくなってきている。
こういうときは誰かにしゃべるか、文章に書いているのが一番だ。
ネットワークゲームでは、
「ネットワークゲームというよりは、
むしろ、コミュニケーション・ツールですね」
というキャッチコピーが、当たり前になってきている。
ネットワークゲームは、鍋屋みたいなもので、
制作者サイドは、
コンロや鍋(プログラム)と食材(グラフィックや音)、
それに代表的なレシピ(シナリオ、目標)などを提供するが、
それはあくまでもお客さんが
楽しい一時(チャット)を楽しんでもらうための、
媒体でしかほかないというわけだ。
だからいかに居心地が良い空間と素材を提供できるかが
制作のキーポイントであって、
従来のゲームのように、
丹念に作り上げた料理を作法通りに食べていただく
なんていう作り方とは、180度違うわけだ。
そういうことらしい。
ただし、問題点もある。
たくさんのお客さんが一度に入ってきてもいいように、
大きな店(サーバー)を用意しなくてはいけない。
にぎわっている店じゃないと、なんだか雰囲気が出ないし、
作り手側にしても制作コストや維持コストが出ない。
そう、大きな店を作ると、
制作コストだけでなく維持するコストもかかるのだ。
また、お客が飽きないように次々に新しい食材、
調理法も提供しなくてはならない。
とはいうものの、やはりどんなおいしいモノでもいつかは飽きられる。
そこで、どんなにがんばろうとだんだんと客が減っていき、
いつか、収入と支出のバランスが崩れるときが来る。
どこでやめるか、止めるタイミングが肝心となる。
勝ち逃げしなくてはいけないが、これはむつかしい判断だ。
そういう維持コストを下げるために、
店なんか持つのをやめようという考え方もある。
お客のうちの誰かが自分の家を提供してくれればいいという考え方だ。
作り手は、同じように、調理道具と食材とレシピを用意するが、
大きな店を作ったり、それを維持したりするコストは節約できる。
(もっとも、全く店がいらないという訳にはいかないみたいだけど)
ただし、これも問題がある。
まずは、誰かの家におじゃまするので、
あまり見ず知らずの人を招くなんてのは、ちょっと薄気味悪い。
かといって、友達だけとかにすると、
集まろうにも、なかなか時間が合わなかったりする。
前者は不特定多数の人との出会いを想定しているので、
ふらりと独りで入っていっても独りぼっちなんていうことはない。
ふむふむ。
では、独り鍋セットというのはありやなしや。
大概の場合、ネットワークゲームなのに
スタンドアローンなんてありえねぇという話になる。
もったいないし、寂しいし、流行遅れな感じもするし、
だったらゲーム機で遊べよという話になる。
ま、だいたいネットワークゲーム関係の話をすると
以上のような結論になる。
で、いつもぼくもそういうもんだろうと納得している。
が、今日、ジョナサンで(禁止されている)仕事をしてたとき、
ふと思った。
誰かと話のネタになればいいということと、
同時に同じ場所にいて遊んでいるということは等価なんだろうかと。
同じ店で同じ料理を食べていることは肝心だけど、
「あの店のあれ食べた?」
ってことでいいのではないだろうか?とふと思った。
つまり、必ずしも一緒にそこで食べなくても、
「食べた、食べた。あのトッピングがいいよね」
なんてことで話が盛り上がられるんじゃないだろうか。
で、時間が合えば、一緒に食べにいくこともできる。
そんなくらいでもいいんじゃないかと。
で、その場合は10人も入ればいっぱいの店っ
てことでいいんじゃないだろうかと。
昨今の流行モノは、
全てそれをネタにコミュニケーションできるアイテムである。
といわれている。
が必ずしもみんな同時にそれを持っているわけでも
いじっているわけでもない。
同時なのは、経験するタイミングだけであって、
それは同時刻に同じ場所というわけではない。
それじゃあ、ゲーム機と同じじゃんという意見に対しては、
じゃあ、ネットワーク使った遊びというのを、
ゲームの根幹に持ってきたり、
コミュニケーションする場や装置もプラスするってことでどうだろう。
それでOKとしたら、
これまたずいぶんと作り方がお手軽になるのだけど、
なんか落とし穴もありそうな気がしないでもない。

ムームーの小物達#31 生け花







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