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Dr.森川の人間風車



#526: 日本近海の魚



2003.01.29updated


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週刊文春を見てたら、紙面いっぱいのなまこが載っていた。
27%くらい、うまそうと思った自分は、
世界標準からはだいぶ離れてるんだろうなぁ。
それにしても、日本近海の魚は不幸だ。
なんでも食べられてしまうからだ。
鮭や鱸や鯛や鮪や鰯や鰊や鰹は仕方がない。
世界中で食べれているからだ。
しかし、その他のヤツラは日本人の近くにいたがために
不幸にあっている。
ウニのようにトゲトゲで身体を武装し、
最も食べ物から遠い体色をしてても食われる。
サマーズの三村風に言えば
「食うのかよ。食うとこねえじゃん」とつっこまれそうな、
かめのてとかフジツボですら、汁の具や出しとして食べれてしまう。
ナマコだって、
この模様とデザインならまず大丈夫だろうと油断してたにちがいない。
(だから、砂地に無防備にごろんとしているに違いない)
っていうか腸管(このわた)まで食べれるとは思っていなかっただろう。
うみうしは、その昔は貝であって、殻を付けていたけど、
ここまできたら、もう食われることはないと判断して、
はずしたに違いない。
ホヤなんて「どこが海のパイナップルやねん」と思ってるに違いない。
桜エビも、あんな小さいのに、
ただ桜色できれいっていう理由で食べれてしまう。
フグなんて、毒まで持ってても食べられてしまうし、
食べるに足らない小ささでも佃煮や出汁に使われ、
ボラなんてのは卵(からすみ)だけが食べれてしまう。
煮ても焼いても食えないコハダは、
酢で締めるという離れ業で食べれてしまう。
青臭い魚は、脳にいいからと食われ、
ハモの嫌がらせのような骨も、名人技でクリアされてしまう。
かように、日本人は、どんな魚でも食べてしまうし、
魚卵から稚魚から成魚までどの段階でも食べてしまうため、
魚を絶滅させやすいと言われている。
遠からず、日本近海には、
煮ても焼いても締めても食えない魚だけの海になってしまうことだろう。

ムームーのまかない#5 
親子丼、サラミとレタスのサラダ、花麩とダイコンのみそ汁











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