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Dr.森川の人間風車



#537: 「有能」と「無能」



2003.02.17updated


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ぼくは仕事をしているとき、
パートナーを「有能」と「無能」の2種類にしか分けない。
これで十分なのだ。
いい人だとか努力屋さんだとか定義正しいとかおしゃれだとか、
そういうことは仕事の上ではあまり関係ない。
(とくに僕らのような仕事だと)
「無能」なんて言葉は、ずいぶんとひどい言葉に感じられるけど、
別にそんなことはない。
その人はその仕事に向いていないという意味でしかなく、
けっしてその人の人格を否定しているのではないのだから。
例えば、ぼくは野球や音楽や物理の仕事には「無能」である。
その程度のことだ。
むしろ、ぼくは誰でも何かの仕事について有能であるに違いないという
おめでたい考え方に賛成だ。
なんの根拠もないのだけど、
そう思って生きているほうがうんとハッピーだからだ。

こと仕事に関しては、
無能な人と仕事をすることは何一つよろしくない。
無能な人の水準がベースになってしまうからだ。
「哲学者と浮浪者はポルノの話をする」って言ったのは、
サルトルだっけ(忘れた)。
でも、そういうことになってしまうのだ。
どうしたら、無能な人と仕事をしなくてもいいか、
どうしたら、有能な人と仕事ができるか、
そういうことに対して執着するぼくは、冷たい人間なのかもしれない。
でも、一度でもとんでもなく有能な人と仕事をしてしまうと、
その感動や興奮が忘れられなくなって、
やみつきになってしまうものなのだ。
ついていくのが精一杯、
毎日が緊張と感動と驚きでいっぱい、
毎日、消化しきれないくらいの栄養をもらっている感じがする、
ヘトヘトだけど、負けられないぞ、楽しいぞ、やめたくないぞ、
一生この仕事は終わらないでくれ、
仕事をしてて、そんな思いをすることって確かにある。
冷たいとかひどいとか言われようがなにしようが、
あああああぁ、そういう仕事がしたいのよん。

ムームーのまかない#16
大豆もやしの炊き込みご飯、鮭の粕漬け、根菜の汁もの












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