ここんところプロレスの裏ネタ本をずっと読んでいる。
『地獄のアングル』『知りすぎた、私』
『アントニオ猪木の謎』などなど。
別にこの歳になって、
プロレスに筋書きがあるのかとか、
アントニオ猪木とは何者なのかとか、
最強のレスラーは誰だったのかとか、
そんなことに興味があるわけではない。
前からプロレス業界の現状とゲーム業界の現状が
とても似ているような気がしてならないからだ。
どういうわけだか
ゲーム業界では恨みやつらみや辛さをはき出す人は少ない。
それはゲーム業界には、
そういうイヤなことがないからではなく、
おそらくは、
みんな大人でイイ人だからだろう(笑)
だから、つい、プロレスのそういう本の中から
「他山の石」を探そうとしてしまうわけだし、
実際にとても勉強になる。
「成功はその人の財産、失敗はみんなの財産」
という言葉があるが、ホントその通りだと思う。
他人の失敗談に助けてもらうことはとても多い。
(だから、半分マジで、
自分も絵本なんか出してないで、
ゲームの失敗談を出す方が世の中のためになるのでは
と思っている)
よほどプロレス好きじゃないと知らないと思うけど、
長州を中心とたWJという小さなプロレス団体があった。
この団体は1年少々でつぶれてしまうんだけど、
上の『地獄のアングル』という本は、
その団体がいかに失敗したかを総括した内容になっている。
この中での失敗は、
一見プロレス業界固有の失敗に見えるけど、
その本質は、
ゲーム業界っていうかうち?にも共通している
失敗じゃないだろうかという気がして、
共感したり反省したり気を引き締めたりぞっとしたりしている。
かつてプロレスもゴールデンタイムに
放映されていた時代があった。
それが今では深夜にダイジェストが放映されるくらいだ。
そして、どの団体も会場には客が入らずに困っている。
ちょうど、ゲームもそういう斜陽の入り口に入っている気がする。
人の興味の移ろいってうのは避けがたいものだろうから、
プロレスだって野球だってゲームだって、
いったん潮が引き出したらそうはすぐには回復しないだろう。
そういうときに、
自分たちのかつての勝ちパターンにもどるべきなのか、
新たな進化をさぐるべきなのか、
あるいは、どちらの道にせよ、
それらの対応は
慎重にすべきなのか、大胆にすべきなのか、
ゆっくり進むべきなのか、スピードが命なのか、
そこらあたりのことを
別の業界ではあるけど、
(失敗の)先輩たちが教えてくれている。
自分もそういう先輩たちの仲間入りをしないように
がんばらないといけないと思いながら、
(なんで仕事中にプロレスの本を読んでるんだ、あいつは)
という周りの冷たい視線を感じながら(笑)、
勉強させてもらっているしだいだ。