うちのバカネコが、
いつもの本棚のところでおしっこをした。
ぼくは怒った。
すると、「ニャ、ミー、ンニャ」と鳴いた(謝った)。
まったく困ったモンである。
しばらくシュンとしてたのち、
今度は、エサの催促を始めた。
よく聞くと、ニャーと長い鳴き声ではなく、
「ニャ、ミャ、ンニャ」と
小さく文節に切っているのがわかる。
ネコを飼っている人だとわかると思うんですが、
ネコの鳴き声は、
ニャーだけでなくいろいろな鳴き声がある。
ミャーと長く鳴くこともあれば、
ミャッと短く鳴くこともある。
後者は、
人と暮らすネコ特有の鳴き方だといわれている。
デスモンドモリスが指摘するところの、
「親の鳴き方のマネ」の結果なのである。
(デスモンドモリス「親の行動模倣学習」)
どの動物でも親(だと思っている者)の鳴き声をマネする。
鳴き声は、本能的に持ち合わせているのではなく、
親との生活の中で学習しながら獲得していくとのこと。
こうした鳴き声の学習行動は、
オウムなど声帯が発達していて、
人間にもそれとわかる動物以外にも、
動物界に広くあることがわかっている。
だから、ネコも自分の声帯の発声のできる限りで、
ぼくのマネをしているのだ。
さて、そんなつもりでネコの鳴き声を思い出してみると、
おしっこをしたときとご飯を催促しているときの鳴き方が、
妙に似ているのに気がついた。
わかりやすいように、
おしっこのときの鳴き方を
「A、B、C」という文節だったとすると、
エサの催促の時は「A、D、C」であるようだ。
そこで、はっと思いついた。
エサをやるとき、
ぼくはいつも「ごはん、ごはん」といってやる。
だから、プーは、
「ごはん」といっている(つもり)なのだ。
「A、D、C」が「ご、は、ん」なら、
「A、B、C」は「ご、B、ん」ということになる。
(A=ご、B=?、C=ん、D=は)
Bは何か?
そうだ。「め」だ。
ぼくがいつも叱るとき「ごめんは!」と叱るので、
おしっこをしてしまったとき「ごめん」といっているのだ。
ハッキリと意味はわかっていなくても、
その状況、
状況でいうぼくの言葉を「オウム返し」しているのだ。
そうこうしているうちに、パンを食べているボクをみて、
「E、C」と鳴いた。
Cは「ん」なので、Eは「ぱ」と鳴いているのだ。
いつも「これはパンだから(食べられないの)」
と言っているからだろう。
すると、ちょくちょく耳にする「E、E」
という鳴き声もわかる。
「ぱ、ぱ」つまりぼくのことを呼んでいるのだ。
こうして、
次々と五十音を表す鳴き声が順番にわかってきた。
(この鳴き声のバリエーションは、非常に微妙なので、
ネコを飼ったことのない人だと、
どの鳴き声も同じに聞こえることだろう)
まだまだ、五十音全てがわかったわけではないが、
例えば、帰ってきたときは「お、か、え、り」、
寒いときは「す、と、ふ」といっている。
さすがに小さい「っ」や
濁音はヒアリングできないらしい。
また、要求や感情を示す言葉(の利用)は
わからないらしく、
(ぼくがしゃべる)名詞だけが使える。
(寒い=すとぶ など)
もうしばらくすると、普段の生活で彼が望んでいること、
考えていること、思っていることは、
だいたい理解できるようになると思う。
ぼくとプーだけの「ソロモンの指輪」だ。
以上、エイプリールフールネタでした。
以上、2002年4月1日のネタでした。
出まかせの話だったんですが、
実は、
この古いネタで今度ゲームを作ることになりました。
はい、
これまたエイプリールフールネタでした。
失礼しました!