MMTV What's muumuu

Dr.森川の人間風車



#1307 分業化



2008.04.15updated


old index


相変わらず、
全然、数式とかついていけないくせに、
量子力学関係の本(ばかり)を読んでいる。
数ヶ月かけて、やっとこさ
ワープする宇宙』を読み終わったけど、
エレガントな宇宙』のときと同様、
わかったようでわからないような感じ@now

20世紀になると
実験物理と理論物理が分業化してしまう。
理論で使う数理も、
実験の仕組みもとても複雑になっていき、
1人の人間がその両方の知識、技術を身につけるのが
むつかしくなってしまったからだそうだ。
それでいて、
現在でもなお、科学の世界は
理論だけでは「真実」と認められない。
あくまで、
実験で検証されてはじめて「真実」となる。
という哲学?がある。

しかし、この哲学?すらも今後はむつかしくなる。
超ひも理論などを実験的に検証することは
もはや不可能となっている。
ひもがその活躍を見せる世界は、
とても小さく、とてもエネルギーが高い環境
(宇宙が始まった直後のような世界)なので、
実験装置では再現不能なためだ。
(これはおそらく未来永劫、無理)
間接的に存在をたしかめる方法は、
いろいろと考えられているようだけど、
どのみち、
実験での検証がますます難しくなり、
理論と実験の距離、進歩が乖離していってしまうのは、
さけようがないだろう。

実験で検証されてはじめて「真実」となる
という哲学?を捨てないといけない
時代がくるんだろうか。

ゲームを作ることが
さらに大変になっていくと、
ゲーム業界も分業化していくのだろうか。
世の中のめまぐるしい趣向の変化と
次々に出されるハードの使いこなし、
その両方を1社が請け負うには、
相当なエネルギーを必要としているし、
今後ますます多くのエネルギーを必要とする。

企画会社と制作会社。
企画会社が構想を練り、
制作会社がそれを実体化していく。
あるいはさらに、
基礎構想会社などもあるといいかもしれない。
ハードの特性から発生する
新しい遊びの原型を発案する会社。
ゲームの形にまるめこむところ以降は企画会社にまかす。
それ以前の原型的遊びだけを
開発、提供する会社。
そういう分業化もあるかもしれない。
すでに大きなゲーム会社内では、
それらの分業がなされていると思うけど、
世間にいっぱいある小さなソフトメーカー
(まさに、うち!)
なんかは、
分業化されたうちの1つに
特化していかないと
辛くなっていくんじゃないだろうか。

うちはなるとしたら何になるんだろう。
個人的には原型屋になりたいな。