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Dr.森川の人間風車



#1338 必然性



2008.06.04updated


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現在、N社にお世話になっている以上、
自分たちのゲームのキャラが
大乱闘スマッシュブラザーズ』に入るのが夢です。
っていうか、
おれたちの「紅白出場」だと思っている今日この頃です。

知り合いの編集者が、企画が通らないとぼやいていた。
その編集者のいる出版社は、
おれたちが20代、30代のころは、
「こういうの、おもしろいと思いません?」
という提案がいっぱいで、とても気持ちがよかった。
最近はちょっとご無沙汰というか、
なんか違うなーと感じていたけど、
それは気のせいではなく、
社の方針だったのだなーと
しみじみ思ったりした。
一方的な話なので、
それなりにバランスをとって考える必要はあるが、
ようするに、
今売れている物を100点として、
それから外れている点を減点していく採点法で、
企画の価値を決める。
というような方法はどうなんだろう、
ということのようであったと思う。

この減点法という採点法はたしかに、
失敗を少なくするだろうけど、
新しい提案はでないだろう。
2匹目のドジョウはそれなりに利益を生むだろうけど、
トップにはなれないだろう。
生き延びれるかもしれないけど、
成長は出来ないだろう。

会社も生き物。
人と同じように成長し、老いていくという。
どの業種の会社にも
どの規模の会社にも
同じことがあるんだろうか。
考えさせられるなー。

それはそうと、
その編集者の話を聞いていて1つ気になった点がある。
たしかに、その企画はおもしろそうだった。
ただ、
どうしても紙じゃないとダメなのか。
ページをめくるとか持って歩くとか、
そういう本ならではの特徴が必要なんだろうか、
つまり、
本というメディアである必然性はあるんだろうか。
という点だ。
昔は、本には、
肩を並べるようなライバルはいなかったので、
そんなこたー、考える必要もなかったかもしれないけど、
今はインターネットのコンテンツがある。
制作コスト、制作スピード、値段、入手のお手軽さ、
どの点をとっても書籍は負けている。
となると、
おもしろい、ためになるなどの情報内容だけを基準として
本作りをしていくというのは、
難しいことなのかもしれない。

そのメディアである必然性、
どの業種でもそこのことを
ちゃあんと考えないといけない時代になったようだ。